JQエポスゴールドカードというクレジットカードがあります。
JR九州(アミュプラザ)が発行しているJQカードと丸井が発行するエポスカードが合体している不思議なクレジットカードです。
九州エリアの方はもちろんですが、他エリアの方にもオススメできるマニアックながらもお得なカードです。
目次
基本情報
ポイント還元率
0.5%
(0.5%〜1.5%)
国際ブランド
visaのみの発行です。
エポスゴールドとの比較
引用元: EPOS Card Co.,Ltd.
まずは一般カードを作成し、インビテーションを待ちましょう。
こちらから申し込めます。
エポスゴールドは自己申し込みが可能な点は優位ですが、その場合は年会費が5,000円+税となります。但し、年間50万円以上の利用で翌年度から永年無料となります。インビテーションでの発行は年会費永年無料です。
メリット ーJQエポスゴールドカードのすごいところー
年会費永年無料
ゴールドではない通常のJQエポスカードは年一回の利用で年会費無料と条件付無料なのに対し、本カードは無条件で永年無料となります。
インビテーションでの発行のみとはいえゴールドの方がお得感があります。
アミュプラザ・マルイで両得
エポスカードとしてのマルイでの特典に加え以下をはじめとした優待がアミュプラザやJR九州で受けられます。
このあたりはやはり九州エリアに住んでいる方のほうが恩恵を受けやすいサービスですね。
マルイでの優待は今回は省略します。
選べるポイントアップショップで還元率1.5%
エポスゴールドカードのサービスである「選べるポイントアップショップ」が健在でモバイルSuica(Apple Pay Suica)を含む大量の選択肢の中から3つを選ぶことができ、選択した3つは還元率が1.5%になります。
オートチャージは非対応ですが、Suicaチャージで1.5%還元できるカードは今時なかなかありません。
貯まるポイントがGポイント・エポスポイントと等価交換可能
JQ CARD系列のクレジットカードのポイントはJRキューポとして貯まります。このJRキューポがGポイントと等価交換できるのです。Gポイントに交換できるということはソラチカルートやLINEルートに乗せればマイル還元率が跳ね上がります。他にもTポイントやポンタポイントにも等価交換可能です。
JRキューポのポイント有効期限は2年間ですが、エポスポイントはゴールドカード所有者は無期限ですので、
・ポイントを等価交換し各種ポイントへ移行させ利用したい場合はGポイントへ
といった使い分けが可能です。
年間利用額に応じてボーナスポイントが付与される
50万円ピッタリ利用した場合のポイント還元率は1%となります。
100万円ピッタリ利用した場合のポイント還元率は1.5%となります。
上記の還元率は「選べるポイントアップショップ」での利用を考慮していない通常利用での数字ですので仮に100万円全て選べるポイントアップショップで利用した場合は2.5%の還元率となります。
※リボ払いを活用してもっと頑張ればもう少し還元率を上げることもできますが、省略しています。
100万円の2.5%は25,000ポイントですので、陸マイラー風に(上述のGポイント経由で還元率をなるべく保ちながらマイルへ交換)すると81%のレートで交換できます。
マイル還元率は2.025%いうことですね、すごい。
25,000JRキューポ→25,000Gポイント→25,000LINEポイント→(90%)→22,500メトロポイント→(90%)→20,250ANAマイル(81%でANAマイルへ交換)
※Gポイントの後からキャッシュバックされる手数料等細々したものは省略して掲載しています。
ポイント交換先の選択肢が増やせる
JQ CARDは他にも提携カードを多数発行しており、(セゾン、MUFG、ビックカメラ、ANA、JAL等)違う提携カードブランドであれば複数枚所有可能です。これらを仮に全て発行した場合、JRキューポを中心に様々なポイントへの交換が可能になりますね。
例:永久不滅ポイント→JRキューポ→Gポイント→ソラチカルート
例:エポスポイント→JRキューポ→Gポイント→ソラチカルート
例:永久不滅ポイント→JRキューポ→エポスポイント
等々
エポスゴールドカードの優待特典がそのまま使える
食事や映画、カラオケの割引をはじめとした各種優待が利用できます。
海外旅行保険が自動付帯
年会費永年無料で海外旅行保険が自動付帯されるカードはいくつかありますが(ジャックスカード系列等)、JQエポスゴールドカードも自動付帯です。しかもわりと手厚いほうかなと思います。自動付帯で年会費永年無料のクレジットカードは一部合算できる項目もありますので何枚あっても困らないですね。
国内の空港カードラウンジが利用可能
年会費永年無料で空港ラウンジが利用できてしまいます。他に年会費永年無料で空港ラウンジが制限無く利用できるカードはエポスゴールドカードとイオンゴールドカードくらいでしょうか?レアですね。
(他にもしあればぜひ教えてください。)
ETCカードの年会費も完全無料
年一回以上の利用等の制限も無く完全無料です。
ややデメリット?
家族カードは無し
エポスカードも同様ですが家族カードは作成できません。しかし、ファミリー登録のサービスが始まったので個別に作成した上でファミリーとして紐付けることはできるようです。個人の与信で発行できる家族同士であれば問題ありませんね。
基本還元率が0.5%なのでうまく活用できないと還元率が低い
各種優待や空港ラウンジを利用するだけでも十分お得ではあるのですが、
年間50万円・年間100万円でボーナスポイント、選べるポイントアップショップで1.5%還元を上手く享受できない方にとっては還元率0.5%のカードとなりますのでやや計算が必要なのがデメリットです。
JR九州とエポスカード両方の管理画面を確認しなくてはならない
エポスカードの中ではイレギュラーであろう、貯まるポイントがJRキューポという点においてはメリットなのですが、システム上はかなり複雑化しており見にくいです。
・カードの明細をはじめとした基本情報→エポスカードの管理画面
・ボーナスポイントの付与や各種の条件の確認→エポスカードの管理画面
・JRキューポのポイント履歴や移行などの手続き→JR九州の管理画面
一例ですがこんな感じです。
両方共管理しなくてはならずとてもスマートとは言えない状態です。
ポイントの付与時期もエポスカードの場合はだいたい支払額が確定するタイミングの少し後にすぐ付与されるのですが、JRキューポの場合は翌々月の1日に付与されます。内部で一度エポスポイントとして確定させた後、JRキューポに振り替える作業を行っているような感覚ですね。
わたしは上記アプリを併用しています。というか現状は併用せざるを得ません、、、
ここはもっとスッキリしてほしいものです。
申込方法
基本はインビテーションのみでしか作成できませんので、まずはJQエポスカードを作成し、ゴールドのインビテーションを待つことになります。

裏技的なやり方でいつまでできるのか疑問ですがエポスカードからJQエポスカードへの切り替えは可能です。また、既にエポスゴールドカードを所有している方はアミュプラザ内にあるエポスカウンターへ出向く必要がありますが、JQエポスゴールドへ切り替えが可能です。
わたしは大分のアミュプラザへ出向いて切り替えました。
この技が有効な限りは
・エポスカード申込→JQエポスカードへ切り替え→インビテーションでJQエポスゴールドへ切り替え
・エポスカード申込→インビテーションでエポスゴールドカード→九州へ行きJQエポスゴールドへ切り替え
・エポスゴールドカードを自己申込→九州へ行きJQエポスゴールドへ切り替え
が可能です。
最短はエポスゴールドを自己申込し、九州へ行きアミュプラザ内にあるエポスカウンターで切り替える方法ですが、初年度年会費が発生する上に九州の店舗へ出向かなければなりませんのでハードルがやや高めですね。早さ重視の方には良いかもですね。
まとめ
・年会費永年無料
・空港ラウンジ利用可能
・海外旅行保険自動付帯
・モバイルSuica(Apple Pay Suica)のチャージで1.5%還元
・年間100万円利用で最大2.5%還元
・複数枚JQ CARDを持てばポイントの移行できる幅が格段にアップ
・インビテーションでしか作成できない
・ファミリー登録はあるものの家族カードは作れない
・基本還元率が0.5%なのでうまく活用できないと還元率が低い
・管理が面倒
今回はエポスゴールドカードの基本サービスに関する内容はかなり省略してJQエポスゴールドカードならではの特徴にフォーカスしました。
エポスゴールドカードだけでも使い方次第でだいぶ優秀ですが、JQエポスゴールドカードはほぼ完全上位互換で更におトクな仕様になっています。
少しだけ意識して利用するだけでこれだけ高い還元率を実現できればマイルを貯める人も通常のポイント利用する方にもオススメできますね。
それでは!